ガタゴト日誌

長野でボチボチ鉄道写真撮ってます

北陸新幹線列車名決まる(祝!「あさま」存続)

 本日、北陸新幹線開業後の列車名が決定しました。4列車とも、在来線特急の列車名が採用され、「かがやき」と「つるぎ」は復活。「はくたか」と「あさま」はそのまま引き継がれることになりました。
 長野県北部に在住する私にとっては、「北陸新幹線(長野経由)」よりも、181系電車から脈々と受け継がれた、特急「あさま」の名称が新幹線に引き継がれ、この度の北陸新幹線延伸開業でも、東京-長野の区間列車に「あさま」が引き継がれた事は大変うれしい事です。
 
列車名ごとに見ていくと
 
「かがやき」(東京-金沢:速達)
 
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1992年撮影
 
 ちらほらと噂にはなっていましたが、「かがやき」が東京-金沢間の速達列車の花形になりました。この列車、北越急行線開業前(2代目「はくたか」運転前)は、上越新幹線「あさひ」(パンフレット類での愛称:スーパーあさひ号)と長岡乗り換えで富山・金沢を最速で結んだ特急でした。姉妹列車に、東海道新幹線「ひかり」(米原停車)と米原で乗り換えて北陸方面へ最速で結んでいた「きらめき」がありました。両列車とも、当初は4両編成全席指定席で大変な人気で6両に増結され、更に繁忙期は画像のように国鉄色の中間車を増結して8連で運転していました。
 「きらめき」は、JR九州の特急列車ですでに愛称が復活していますので、九州と北陸で遠く離れましたが、両愛称が特急(新幹線を含む)で復活します。
 
はくたか」(東京-金沢:標準)
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1997年撮影(489系臨時列車)
 
 現在。北越急行線経由で運転されている「はくたか」が標準タイプ(停車駅の多いタイプ)に採用されました。こちらは、上越線経由の特急はくたか号・現在の特急はくたか号と続いて3代目の「はくたか」で新幹線の名称にのぼりつめました。この列車名に異存がある方は少ないかと思います。
 「はくたか」は、昭和40年~44年まで、キハ82系気動車により上野~金沢間を長野経由で運転されており、長野県内でも久々の「はくたか」の運転となります。 
 
「つるぎ」(富山-金沢:シャトル便)
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現役時代の画像が無いので、伊那松島運輸区撮影会の画像で代用
 
 富山-金沢のシャトル列車には、「つるぎ」が採用されました。まさかの寝台特急の愛称が返り咲きです。当時は、大阪と新潟を結んでおりましたが、今回の北陸新幹線関係駅での停車駅は、糸魚川直江津のみで石川県・富山県には縁の薄い列車ですが、立山連峰剱岳の名称由来の元で、おそらく金沢駅での特急サンダーバード号との接続がメインになるかと思われますが、活躍を期待したいところです。
 
「あさま」(東京-長野:現行列車)
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現在も活躍中のE2系長野新幹線あさま号
 
 最後は、現在も運転中の「あさま」です。その名の通り、東京-長野の区間便でそのまま活躍します。昭和41年の特急あさま号として181系電車で登場以降は、長野と東京(上野)を結ぶ列車として活躍してきました。(「あさま」の列車名自体は、昭和36年に準急(小諸~新潟)で登場)
 その後、189系が登場し489系も仲間に加わり順調に新幹線に引き継がれました。これで安生かと思われましたが、今年春の名称募集の際に「あさま」も選考対象と報道され、もしかしたら「あさま」の名称が消えてしまうのでないかと心配しましたが、無事に「あさま」が継承されました。アナウンスが、「北陸新幹線あさま号長野行です。」に変わっても、「あさま号」長野行が残っただけで、個人的には大満足で大変ありがたいことです。
 
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国鉄時代の489系「あさま」(1986年撮影)
 
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189系あさま色特急あさま号(1996年撮影)
 
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 と言う訳で、北陸新幹線開業後は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」「あさま」と4タイプの列車で運行されることになり、末長く利用者の方々に親しまれることを期待したいですね。